- 2009-07-22 (水) 7:34
- Bio
先日、2008年度の日本の医療費が過去最高の34兆円となった伝えられました*1。ますます医療費抑制の圧力は増すと思われます。その流れの一環として薬価抑制も当然大きな声となると想像しています。
バイオ医薬品は極めて値段が高く、こうした議論の際には必ず槍玉に上がります。もちろん、薬価が高いということは個人のレベルからは支払えるかどうかという極めて重大な問題につながりますので、その点で薬価を抑制できるのであればすべきという議論は当然なことだと思います。しかし、バイオ医薬品の医療費全体への割合を考えると、医療費抑制という観点からはどれほどの効果が見込めるのかは疑問と思えます。以下はアメリカのケースですが、
Drug prices make up only 10 percent of healthcare costs in the U.S., and biologics account for just 14 percent of total drug spending.
とあり、バイオ医薬品の医療費全体に占める割合は全体の1.4%に過ぎません。これを大きく変化させてたとしても医療費抑制への貢献は小さいように思います。先日紹介したバイオ医薬品の独占期間が12年と長かったことはこうしたことも背景にあってのことかもしれません。
Follow me on Twitter!! orphantoday on twitter
Popular Posts:
- ポンペ病治療薬開発までの道
- 新たな筋ジストロフィー治療薬
- ポンペ病治療薬マイオザイムができるまで
- 発作性夜間ヘモグロビン尿症治療薬「ソリリス」の売上見込
- BioMarinの医薬品がランバートイートン症候群の治療薬として承認された
Related posts:
- Newer: 遺伝子診断と個の医療
- Older: 製薬企業のインセンティブ
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://www.orphantoday.com/2009/07/22/161/trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- 医療費とバイオ医薬品 from Orphan Disease Today