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英NICE抗体医薬、標的医薬を支払い対象とせず

  • 2009-08-10 (月) 9:00
  • 薬価


BTJの宮田編集長が blog で紹介しています( http://blog.nikkeibp.co.jp/bio/miyata/2008/08/187057.html#more) が、イギリスの英国の医療経済査定機関NICEがAvastin、Nexavar、Sutent、Toriselを腎臓細胞がん患者に対してNHSの支払いを認めないガイドライン案を発表したそうです(http://biotech.nikkeibp.co.jp/bionewsn/detail.jsp?id=20055155)。

イギリスの保険制度は日本と異なるため、私自身理解し切れていません。Wikipediaで調べたところ、イギリスでは公的な保険(NHS)と民間の保険とがあり、公的な保険は皆保険であるかわりに、対象となる薬剤が限定されているようです。詳しくは下記リンクをご覧頂ければと思いますが、原則としてEvidenceとコストパフォーマンスを極めて重視するという印象です。つまり、「値段の割りによく効く」必要があるということです。

http://en.wikipedia.org/wiki/National_Institute_for_Health_and_Clinical_Excellence

「既存医薬品よりも効き目は良いが高すぎる」抗体医薬のようなものは支払い対象となりにくいということだと思います。これが意味することは医薬品の価値を考える上で極めて重要なことだと思います。企業の研究所では、コストパフォーマンスについても多少の議論はありますが、基本的には「良い薬は値段なんて関係なく売れる!」という考えがあると思います。それはいかにも製薬企業的な考えなのかもしれません。イギリスに限らず、医療制度はどの国でもそれなりの問題を抱えています。今後、イギリスのように、医薬品としての承認はするけれど、保険の支払い対象としないような対応が医薬品によってはとられていけば、よほど画期的な医薬品を目指すのでなければ、これまでのような考えで薬を作ることはできないと思いました。

関連記事

Biotoday

http://www.biotoday.com/view.cfm?n=28565

WSJ health blog

http://blogs.wsj.com/health/2008/08/07/uk-says-kidney-cancer-drugs-arent-worth-the-cost/

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