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バイオテクノロジー Archive

アステラスがSeattle Geneticsとの提携を拡大

アステラスがAntibody Drug Conjugateの技術に大きく投資しているようです。

http://www.biospace.com/news_story.aspx?StoryID=163637&full=1

記事によると、アステラスが以前に買収したAgensysの開発する抗体にSeattle GeneticsのADC技術を導入してその付加価値を高めるという狙いのようです。ADC技術の効果については、まだ不明な点もあるように思いますが、複数の抗体について同様の試みをするということなので、この技術に大きく面舵を切ってきた印象です。

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リツキサンの適応拡大の可能性

昨日紹介したリツキサンですが、1型糖尿病と診断されて間もない患者の膵β細胞機能保護効果が示されたようです。これは適応拡大の話ではないのでしょうが、オフラベルで様々な疾患の治療に使われています。

http://www.biotoday.com/view.cfm?n=36868&ref=rss&utm_source=feedburner&utm_medium=feed&utm_campaign=Feed:+biotoday+(BioToday.com+[新着ニュース])&utm_content=Google+Reader

これ以外にも、BioTodayでリツキサンで検索すると、これだけの検索結果が出てきます。

http://www.biotoday.com/search.cfm?q=%83%8A%83c%83L%83T%83%93

見てみるとわかるのですが、適応拡大に成功していない例もそれなりにあるようです。やはり自己免疫疾患であっても、B細胞の関与が大きいものとそうでないものとがあるということなのでしょう。

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LFB Biotechnologies のCD20抗体がオーファン指定される

LFB Biotechnologiesが開発するCD20に対する抗体がCLLの治療薬としてオーファン指定されました。

http://www.medicalnewstoday.com/articles/172181.php

CD20に対する抗体と言えば、Roche (Genentech)のリツキサンが有名です。このLFBのCD20抗体はADCC活性を増強させているようです。リツキサンはがんだけでなく、難治性の自己免疫疾患の治療にも多用されています。そのため、CD20に対する様々な抗体が開発されています。今回のように活性をあげたものもあれば、エピトープをかえたもの、ヒト化したものなど様々です。

その間にもリツキサンは適応拡大を続けていますので、全ての領域でリツキサンを置き換えるのはかなりの時間がかかりそうな印象です。

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AmgenがImmunogenとの2回目のライセンス契約

AmgenがImmunogenと2回目のライセンス契約をしたようです。

http://www.fiercebiotech.com/story/immunogen-bags-second-35m-deal-amgen/2009-11-20?utm_medium=rss&utm_source=rss&cmp-id=OTC-RSS-FB0

ImmunogenはTAP技術という抗体に強力な抗がん剤をつなげたAntibody Drug Conjugate (ADC) を開発する技術を持っています。ADCは抗体医薬にさらに薬剤の効果を上乗せることができるため、次世代技術として注目されています。Genentech、Seattle Geneticsなどが主に取り組んでいます。

書くと簡単そうですが、実際にはたんぱく質に低分子をリンカーでつなげるため、均一なものを作るのが難しいです。また、抗体につなげたからといって、それだけで薬効を発揮するわけではないので、様々な調整が必要だと推測されます。ただAmgenがImmunogenとの提携を続けているのは、やはり今後は同じターゲットに対して、技術的な差別化をすることで生き残りを図っているからだろうと思います。

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発作性夜間ヘモグロビン尿症治療薬の日本での承認取得活動が活発化

Alexionという会社が欧州、米国で承認したPNHの治療薬であるsoliris (eculitumab) が日本でも承認取得を目指して、活動を活発化しているようです。

http://www.yakuji.co.jp/entry17229.html

PNH (発作性夜間ヘモグロビン尿症)は難病に指定されています。

http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/116_2_i.htm

その病因のところを見ると、

PNH赤血球では、glycosyl phosphatidylinositol(GPI)を介して 膜上に結合する数種の蛋白が欠損している。補体制御蛋白もそのような蛋白の1つでありPNH血球で欠如している。

とあります。Solirisは補体の一つであるC5に結合することで、補体による赤血球の攻撃を防ぐことで、PNHを治療します。


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BMSが新たな関節リウマチの薬を取得

BMSがAlderという会社から、新規の関節リウマチの抗体医薬を取得しました。

http://www.biospace.com/news_story.aspx?StoryID=162284&full=1

このAlderという会社は酵母を使って抗体を産生しています。

http://www.alderbio.com/25/ANTIBODY%20PRODUCTION/

酵母で抗体を作るという試みは何度もなされてきていますが、もうここまで来ているとは驚きです。関節リウマチの領域には、様々な抗体医薬が登場し、治療のパラダイムが変わっていくことと思います。

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第一三共が抗体医薬のBioInventと提携

先週のニュースで、第一三共がスウェーデンの抗体医薬開発企業であるBioInventと提携したと発表しました。

http://www.fiercebiotech.com/story/bioinvent-daiichi-sankyo-sign-antibody-pact/2009-11-13?utm_medium=rss&utm_source=rss&cmp-id=OTC-RSS-FB0

このBioInventという会社について調べてみました。BioInventはn-CoDeRという独自のヒト抗体ライブラリーを持っています。

http://www.bioinvent.com/science/n-coder

ただ他社と比べての強みははっきりとはわかりませんでした。あるいはスクリーニングの方法がユニークなのかもしれません。

http://www.bioinvent.com/science/biopanning

細胞に目的抗原を発現させてパンニングするようです。材料をそろえるのが大変そうな印象ではありますが。

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バイオ医薬品売上高トップ10

FierceBiotechに、バイオ医薬品の売上高トップ10が紹介されています。

http://www.fiercebiotech.com/story/top-10-blockbuster-biotech-drugs/2009-11-03?utm_medium=rss&utm_source=rss&cmp-id=OTC-RSS-FB0

バイオ医薬品はこれから先の数年間、売上を伸ばしていくと言われています。現在のパイプラインを見る限り、それは確実だろうと思います。中には希少疾患に適応される医薬品も多くあります。それは少数の患者に大きな効果をもたらす代わりに高い薬価を要求するというモデルがバイオ医薬品の考え方にフィットするからというのも一つの理由だろうと思います。また先天的に欠損、あるいは障害のあるたんぱく質を外から補充するというコンセプトがマッチするというのも大きな理由の一つです。

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40万円ゲノム

サイエンスに40万円でヒトの全ゲノム配列を読むことができるようになったという報告がされていました。

http://sciencenow.sciencemag.org/cgi/content/full/2009/1105/3

次第に、日常的な数字に近づいてきているという印象です。価格が下がってくればくるほど、こうしたデータをどう使うべきか?という議論が活発になると思いますし、そうした議論を避けては通れなくなると思います。

とくに最近になって、ゲノムの情報と疾患との関連性は様々な論文が出されています。一方で、ゲノム情報から今報告されている様々な情報と関連させるということは複雑であり、一般の人には相当困難な作業になると言えると思います。

はっきりとした原因遺伝子が存在する場合は別ですが、その場合はゲノム配列を読むというよりも特定の遺伝子の配列を読んだほうが低コストでしょうし、スピードもやはり速いでしょう。ある疾患を発症するリスクが少し高いような場合では、その後の人生をどうコントロールしていくのかとうのは複雑な問題です。仮に遺伝的なリスクが低いからといって、重篤な疾患を発症しないわけではないし、結局のところ知ったからといってどうすればよいのか?という問題については堂々巡りな気もしています。だからこそ、この議論は難しいのだと思います。

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RNAiによる家族性アミロイドーシス治療の試み

AlnylamがRNAiによる家族性アミロイドーシス (FAP) の治療についての前臨床研究結果を報告したようです。

http://www.drugs.com/clinical_trials/alnylam-presents-new-pre-clinical-data-aln-ttr-rnai-therapeutic-transthyretin-mediated-amyloidosis-8348.html

トランスジェニックマウスとサルを使った実験で、一度の投与で三週間以上、原因遺伝子であるTTRのmRNAの発現を抑制したとのことです。今年の終わりには臨床試験入りを予定しているようです。

FAPも希少性の難病ですが、低分子化合物をはじめとして、様々な医薬品が開発されつつあります。

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