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薬価 Archive
医薬品の価値
- 2008-07-27 (日)
- 薬価
今週のバイオ関連ニュースで目を引いたのはこの2つのニュースでした。
HIV-Infected Patients’ Life Expectancy Increased by 13 Years (From Bllmberg)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601102&sid=a82uH1C2p7aQ&refer=uk
Alzheimer’s vaccine stopped plaque, not dementia (From Yahoo News)
http://news.yahoo.com/s/ap/20080717/ap_on_he_me/med_alzheimer_s_vaccine;_ylt=AqzJHkRh.9FaR.fLlG7OnGpZ24cA
最初のニュースはHIVに罹患した患者さんの予後が薬によってどの程度改善したかを調べたものです。AIDSは完治することはできませんが、薬を飲み続けることで進行を抑えることはでき、その結果として余命が13年延びたとあります。もっと時間が経てば、よりはっきりとした成果が見えてくるかもしれません。薬を飲まれている方の生活を知っているわけではないですが、やはり13年も余命が延びれば、その疾患に対する見方、接し方も大きく変わってくると思います。医薬品がもたらすことのできる独創的な価値と言えると思います。
一方で、後者のニュースは明るいものではありません。今までアルツハイマーでは、その脳にできるアミロイドベータ班を消失させることができれば、その症状も改善することができると信じられてきました。
しかし、実際に人の場合には必ずしもそうではなさそうだという結果が報告されました。これが”やってみなければわからない”臨床試験の難しさだと思います。この点についてはBTJの宮田編集長もblogに書いています。
http://blog.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/179451
多くの仮説は動物モデルなり、細胞モデルなりで立てられます。しかし、実際治療の対象となる人間ではどうなのか?この問いに答える場が臨床試験ということになります。動物と人間とでは当然異なる部分が多々あります。また病態モデルが本当に対象疾患をきちんと再現できているのか?も重要な点だと思います。簡単にこれらを確認する術はありませんが、それでも根気強く、粘り強く、情報を精査し、自分たちが知っていることはどこまでなのかをきちんと把握することが少しでも臨床開発の成功可能性をあげることにつながるのだと思います。
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