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Bio Archive

アルツハイマー治療抗体

  • 2009-05-26 (火)
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Eli lillyがアルツハイマーの進展を遅らせる抗体であるsolanezumabについて、第三相の臨床試験の準備を開始したようです*1



これまで、抗体医薬は癌などの重篤な疾患に対するものが多かったのですが、アルツハイマーのような精神疾患の分野でも開発が精力的に行なわれています。アルツハイマーのように病気の原因が明確でない場合でも、有力な仮説の元、多くの会社が抗体医薬の試験をしています。



こうした技術を、アルツハイマーをきっかけに、他のアミロイドーシスにも応用することができればと思います。アミロイドーシスの多くは希少疾患です。



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新薬 vs ジェネリック?

  • 2009-05-22 (金)
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先日、Novartisがオーストラリアのジェネリック医薬品メーカーを買収したようです*1。新薬とジェネリック医薬品の競争とは今後も激化していく方向は間違いありません。ジェネリック薬の中での競合も熾烈を極めると想像していますが。。。



現在までに治療薬の存在しない希少疾患について、新たな医薬品を開発した場合には基本的に新薬となります。新薬の問題点は価格が極めて高い点です。特に希少疾患薬の価格はそれに拍車をかけるような値段です。そうしないと、開発メーカーの利益が確保できないというのが理由だと思います。しかし、これは危ういバランスの上に成り立っていると思います。どの国でも医療費は膨大に膨れ上がり、抑制せざるを得ません。一方で、薬の値段が高騰していては、このバランスを壊しかねないと懸念しています。もちろん、患者さんと製薬企業との関係において、現状が最良の状態というわけでもないのでしょうから、バランスが崩れた後に新たな均衡、より良い均衡を見つけることができればよいと思います。



ただ現状を維持しようと考えた場合、ジェネリック医薬品の登場により、医薬品市場に価格の面からメリハリが利き、結果的に新薬については相応の価格がつけられる状態をまだ続けられるかもしれません。ジェネリック医薬品の普及は、これから開発されてくるであろう新薬にとっても必要なものなのかもしれません。ただ、様々な薬を既に抱えている製薬メーカーはやはり抵抗し続けるのもまた必然だとは思います。



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PPHが会員に23andMeのサービスを提供する

  • 2009-05-02 (土)
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23andMeがPalomar Pomerado Health (PPH)と提携し、PPHは会員に23andMeのDNA診断サービスを提供することになったようです*1

その主な目的は

PPH recognizes that providing their patients with their genetic information now is the first step on this path to more personalized health care and prevention

とあるように、遺伝子情報を予防、personalized health careの第一歩とすることのようです。以下の動画で、今回の提携についてわかりやすく紹介されています。23andMeの提供するサービスについても直感的に理解しやすい内容になっていますので、興味のある方はご覧ください。




D

*1http://spittoon.23andme.com/2009/04/27/23andme-joins-forces-with-san-diego’s-palomar-pomerado-health-to-encourage-preventative-care/



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Genome wide screeningの可能性に疑問が

  • 2009-04-20 (月)
  • Bio

New England Journal of Medicineに現時genome-wide screeningによる疾患の診断方法確立の可能性について疑問を呈する声が寄せられました*1



内容を要約すると、数百の単位の遺伝子がなければ、病態の予測をすることは難しいと考えられるため、病態にもっと大きな影響のある遺伝子にフォーカスして調査をすべきだろうという意見が、David Goldstain(director of the Center for Human Genome Variation at Duke’s Institute for Genome Sciences and Policy)から発せられています*2。しかし、小さな影響しか与えない遺伝子であっても、その病気のバイオロジーを理解するのには役に立つという意見もあります。



ゲノムの利用については関心が高まっているだけに、今回の投稿についてはあちこちで報じられています。



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東京大学の化合物バンクが利用可能に

  • 2009-04-15 (水)
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東京大学の化合物バンクが民間企業を含む一般研究者に利用可能になったようです*1



文部科学省のHPから抜粋すると、

文部科学省委託事業「ターゲットタンパク研究プログラム」※において東京大学(濱田純一総長)の生物機能制御化合物ライブラリー機構(長野哲雄機構長)に十数万種の化合物からなる日本初の大規模公的化合物ライブラリー※の構築を進めています。この度、民間企業を含む一般研究者に対して2009年4月より本化合物ライブラリーを公開することとしましたので、お知らせします。

 これにより、我が国の研究資源を最大限に活用すると共に、画期的な新薬の種(シード)を発見するような創薬基礎研究の起爆剤にしたいと考えています。



とあり、かなり大きな規模であることがわかります。NIHなどでは、化合物バンクを一般研究者が使えるようになっており、希少疾患の分野においても新薬発見を促すのではないかと期待されていました。規模までは覚えていませんが、十数万種というのは小さくないと思います。



これをきっかけに希少疾患を初め、革新的な医薬品の種がたくさん生まれてくれればと思います。



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Avastinの脳腫瘍への使用

  • 2009-04-06 (月)
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Avastinの脳腫瘍への使用がFDA advisersに支持されているようです*1。がん治療薬の適応拡大は著しいものがあります。



がんの場合、セグメンテーションが激しくなり、Orphan指定されるものも増えてきています。その点で、こうした活発な適応拡大は患者さんにとっては朗報になりえるのかもしれません。ただ、以前に小児がんについて書かれた書籍を読みましたが、小児がんについての治療状況は芳しくないようです。Personalized medicineの一歩手前の状況だと思うのですが、特定の症状を示す小規模な集団にどのようにアプローチしていくのか?その先にしかpersonalized medicineという考え方がないような気がしています。



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Ablynx社の抗血栓低分子抗体のP1b結果の詳細が発表されました

  • 2009-04-05 (日)
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先日、Ablynx社の抗血栓低分子抗体のP1b結果の詳細が発表されました*1。このALX-0081はvWF因子を中和し、血栓形成を防ぐものと考えられています。



低分子抗体(Scaffoldとも呼ばれます)は次世代のタンパク質製剤として話題に上がりながらも、なかなか成功例が出てきていません。このAblynxも臨床試験に進んだ数少ない会社となりつつあります。



技術の発展という観点からも、Ablynxには頑張ってもらいたいと思います。



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iPS細胞の応用

  • 2009-03-31 (火)
  • Bio

iPS細胞の遺伝子疾患への応用についてまとめられています*1



この中でも記載されていますが、iPS細胞を利用することによって加速すると想像されるのは、病態モデルを作製し、それを利用した薬の開発です。特に遺伝的な素因がある遺伝病の場合は、特徴的な細胞を樹立することができる可能性があり、その分野での研究も進むかもしれません。引用元にもこのような記述がありました。


IPS cells may allow him to exploit a discovery he made in 2005 when he identified the gene that causes heart defects that afflict about 2 percent of Americans.



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2008年のアメリカにおける処方薬の売り上げは僅か1.3%のみ上昇

  • 2009-03-24 (火)
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アメリカでの2008年の処方薬の売り上げは僅かに1.3%上昇の2910億ドルだったようです*1。色んな議論が交わされてきましたが、結局のところ医薬品産業はアメリカという、処方薬消費大国の成長に自社の成長を委ねている気がしてなりません。そんな状況において、これだけ低い成長率と言うのは、製薬企業にとっては大きなダメージになるかもしれません。



同じ地域ばかりを見つめていては作られる薬の種類も限られてくると個人的には感じています。とは言え、今回のような大きな衝撃が無ければ、面舵は切れない気がするので、こうした変化がイノベーションのきっかけとなればと思います。



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エクソンスキッピング

  • 2009-03-23 (月)
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難病デュシェンヌ型筋ジストロフィーのモデル犬にDNAに類似の物質を投与し、症状を改善させることに、国立精神・神経センター神経研究所と米国立小児医療センター遺伝医学センターの共同研究チームが成功したようです*1。この化合物の特徴は以下のようなものです。


研究チームが治療に用いたのは、DNAに似た分子を結合させることで前後のエクソンも同時に読み飛ばし、配列のずれを修復する「エクソン・スキッピング」という手法。これまでも試みられていたが、効果が局所にとどまるなど成功していなかった。



今回具体的にどのような改善をしたのかまでは書いていませんが、興味深いです。ナンセンスリードスルーというコンセプトに似ているなと思いました。コンセプトどおりに効いているのであれば、応用の幅も広く期待できます。



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